皆さんこんにちは。ルミネ千住歯科クリニック衛生士の森です。
矯正治療中のセルフケアということで歯ブラシや歯間清掃についてご紹介します。矯正装置周辺はプラークが溜まりやすいため歯肉炎や虫歯に気をつける必要があります。矯正装置が外れたあと、虫歯の治療にならないためにしっかりケアしましょう。
はじめに、ブラケット装置が入っている方。アーチワイヤーを境に歯冠部(歯の咬む面から)と歯頸部(歯肉の方から)の2面に分けてブラケットに毛先が当たるように歯ブラシを当て小刻みに動かしましょう。プラークが停滞しやすい場所はブラケット周り、奥歯のバンドやチューブ、抜歯した歯の両隣の隣接面などです。メタルのブラケットの場合、光っているかどうかが磨けている目安となります。ワイヤー直下や歯間にはワンタフト歯ブラシを用いてワイヤーの上から軽く押しあてましょう。弱い力で時間をかけて磨くように注意してください。また成人の方は矯正装置が入ると口臭、口腔内の乾燥が気になるようになることがあります。そういった場合は洗口剤を併用してみましょう。
次にリテーナで保定中の方。矯正装置を外した後はブラケットや接着剤の刺激で軽い歯肉炎を起こしている場合があります。なるべく弱い力で優しく磨いて炎症を治癒していきましょう。またリテーナも歯ブラシで磨いて水洗いしてください。落ちない汚れや臭いが気になる場合はリテーナ洗浄剤を使用してください。こちらは時々で大丈夫です。リテーナも1.2年は使用しますので清潔に保ちましょう。
もちろんセルフケアだけではなく、歯科医院での定期的なクリーニングも必要です。歯ブラシでわからないことがあればなんでもご相談ください。
矯正治療中のセルフケア
2017年8月5日