歯牙破折のリスクと予防

こんにちは。

ルミネ千住歯科クリニック、歯科医師の地曵です。

平成最後の夏は本当に規格外な事が多く大変でした。台風が落ち着き秋の色が日に日に強くなるこの頃ですが皆さんいかがお過ごしでしょうか。

私は読書の秋にするべく、デスクに何十冊も積み上がった本と毎日格闘中です。

先日、従兄弟から 「歯の根っこ が割れちゃった。」との相談がありました。普段のケアを気をつけているのに、と残念そうでしたので今回は歯牙破折についての話です。

歯を抜かざるを得ない状況になる原因として虫歯・歯周病をご存知の方は多くいらっしゃいますが、もう一つの原因として歯牙破折があります。

竹を裂くように縦に割れた歯や、ヒビが入って痛みが続く歯は、手を施しても痛みが引かずに抜かざるを得なくなることがあります。

定期的なメンテナンスや適切なケアで虫歯と歯周病のリスクは下がりますが、それでも抜歯となった歯の6割近くは歯牙破折によるものだそうです。

歯が割れてしまう原因には虫歯と咬合習癖が大きく関与します。

歯の中で虫歯が進行すると、噛む力に歯自体が耐えられずにかけてしまう事があります。主には歯の頭の方が欠けてしまうケースが多いです。定期的に虫歯のチェック、レントゲンで歯の内部の確認をして治療を施すことである程度の対策ができます。

虫歯に細心の注意を払っていても割れてしまう要因が咬合習癖です。

就寝時の歯軋りや喰いしばりの癖、覚醒時の喰いしばり、歯牙接触癖(TCH)がある方は破折のリスクが高いです。

口の中を観察して、次のような特徴がある方は咬合習癖があるかもしれません。

・口腔内の頬の粘膜に白線の圧痕

・舌に歯型の圧痕

・口蓋や、下顎の舌と歯の間にボコボコした膨らみ

また、最近ではスマートフォンを長時間操作している方も要注意だそうです。

視線が落ちると顎自体が引かれるため、無意識で上下の歯が接触状態になっている方が多くいます。

このような一通りの事は習慣であるため、完全に取り除く事は難しく、0にしようとすると多大なストレスがかかります。気がついた時だけでも負荷が減ればいいと割り切って顎をリラックスできると、長くうまく付き合っていけるかもしれません。


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