皆さん、こんにちは!足立区北千住にある歯科医院、
荻原デンタルクリニック歯科医師の鹿島です。
歯周病は糖尿病や心臓病などの全身疾患と関わりがあることはよく知られています。
そんな中、最近の研究によると歯周病は新たに非アルコール性脂肪肝炎(NASH)にも関与していることが分かりました。
非アルコール性脂肪肝炎の患者の唾液を採取し歯周病菌の種類を調査した結果、歯周病菌の中でも悪玉菌である「P・ジンジバリス」の保有率が健康な人の倍近くあることが分かり、さらに「P・ジンジバリス」を持つ非アルコール性脂肪肝炎の患者に歯周病の治療をしたところALTとASTの数値が正常値まで戻ったという結果が出たのです。
日本において、非アルコール性脂肪性肝疾患の患者数は約1500万人です。肝疾患は自覚症状がないことが多く、放っておくと肝硬変から肝がんにまで進行することがあります。
皆さんも普段の歯磨きから歯周病をケアして、肝疾患のリスクを減らしましょう!!