皆さん、こんにちは!足立区北千住にある歯科医院、荻原デンタルクリニックの歯科医師の鹿島です。
皆さんは誤って頬や舌を噛んでしまって、潰瘍ができてしまった事はありませんか?
これらは口腔粘膜疾患の一部といえます。
口腔粘膜疾患には、局所的なものから全身疾患の部分症状として生じるもの、アレルギーに起因するもの、また、良性のものだけでなく悪性腫瘍(癌)の場合もあり、その病態は多岐多様にわたり診断が難しいケースがあります。
例えば、比較的頻繁にみられるアフタ性口内炎は、食事がしみたり触ると痛みが出たりします。副腎皮質ホルモンの口腔用軟膏の貼薬により早期に治癒します。
下唇や舌の裏側にできる粘液嚢胞は、
エプーリスは、歯肉に限局して形成される繊維性組織の増殖で、妊娠によって歯肉が増殖するものを妊娠性エプーリスと呼びます。ほとんどが分娩後に消失します。妊娠中はホルモンバランスによって歯肉が腫脹しやすいので、より一層お口のケアが必要です。
定期検診の際には、歯や歯肉だけでなく舌や粘膜の状態もチェック・精査してもらうことが必要です!