皆さんこんにちは、荻原デンタルクリニック院長の荻原です。
今日は噛み合わせと老化についてお話ししたいと思います。歯は加齢とともにすりへることが知られています。歯ぎしりによって摩耗が強度になると、歯の上の部分が消失して平らになり、象牙質が露出して、噛み合わせが低くなります。
これにより知覚過敏がおきたり、噛み合わせが安定しなくなることもあります。摩耗の防止するには、歯にかぶせるカバー(ナイトガード)を就寝中に装着する事が有効です。また、歯周病によって歯を支える歯周組織が弱くなったり、臼歯がなくなったりしますが、歯の被せ物の治療をを受ける事でも噛み合わせが少しずつ低くなることがあります。しかし、加齢に伴う通常の歯の摩耗の場合は。臼歯と前歯のバランスが変わらない事が分かっています。したがって、歯の欠損部を補うだけでなく、全体的な噛みあわせの調整によって力のバランスを回復させることが必要です。以上の事から、歯の摩耗が進行することは老化であるといえます。定期検診の際にかかりつけの歯科医院でチェックしてもらうといいと思います。