皆さん、こんにちは!足立区北千住にある歯科医院、
荻原デンタルクリニック受付・助手の富澤です。
今日は炭酸飲料についてです。
わたしは小さい頃コーラを飲むと歯が溶ける…と教えられて育ったのですが、みなさんも同じようなことを言われたことはございませんか?
小さい頃はコーラには糖分が沢山入っているため虫歯になって溶けてしまうのだと思っていたのですが、歯科業界に入って間違った知識だということを知りました。
もちろんジュースには沢山糖分が含まれているので飲み過ぎには要注意です。
糖分とは別に、炭酸飲料には酸が含まれています。
炭酸飲料を長時間飲み続けると、口が酸性になるため歯に悪い影響を与えてしまいます。
このように歯が溶けてしまう病気のことを、酸蝕歯と言います。
炭酸飲料だけでなく、強い酸性の食べ物…梅干しやレモン、お酢等にも注意が必要です。
健康のために摂取した方がいいような食べ物も、食べ方を間違えてしまうと体に害をもたらしてしまうのですね。
しかし、私たちには口の酸性を中和させる機能が備わっているので大丈夫です。
再石灰化と呼ばれるこの機能をきちんと使うためには、食後すぐの歯磨きを控えることが大切です。
特に炭酸飲料を飲んだ後は歯のエナメル質が溶けて歯が軟化しているので、30分ほどは歯磨きをせず、水でよくゆすいでからブラッシングするようにしましょう!