文字通り「母胎内でついた糞」の意味。
そして現在では、生まれつきでも直径が1cm以上の色素細胞母斑はほくろとは呼ばず、
一般に「黒あざ」と呼びます。
後天的にできるという現象も、正確に言えば、ほくろ細胞としては、生まれつき持っていても
小さかったり、色が目立たなかったりしているだけで、存在はしているものです。
その後日焼けや外的にニキビなどの炎症などによって、刺激が加わることで、
細胞がメラニンを生成し始めると色素が斑点として目に付くようになるのです。
なぜ足裏にあるほくろはとくに注意が必要なのでしょうか?
まだ詳しいことはわかっていませんが全体重を支えるために、物理的にも刺激を多く受ける
場所だということで足裏のほくろに変化が生じやすいということも考えられるのです。
ちなみに足裏のほくろが悪性黒色腫(メラノーマ)になる確立は10万人に1人とごくわずかです。
とはいえ日本人の癌の全体の3割が足裏のほくろが占めるそうです。
直径が5mm以下の足裏のほくろなら、安全と考えられますが、心配な場合は、
大学病院の皮膚科外来など、専門の医師の診断をお勧めします。
さて、足裏にできるほくろのようなもののなかに、ウイルス性いぼがあります。
(尋常性疣贅・尋常性ゆうぜい・尋常性いぼ)手指、足の裏にできやすい疣(いぼ)です。
このほくろに似た疣は盛り上がっていたり、表面が凹凸しているもの。
色も、赤茶や黒だったりと、素人では判断しにくいようですし、放置しておくと、
次第に大きくなる疣もあります。
いままであったほくろが5mm以上に大きくなったり、黒くなったり、出血したり、隆起してきたりと、
ほくろに変化が生じた場合には皮膚科などの医療機関に相談してください。
通常の場所にあるほくろはさほど気にしなくて良いのですが、手のひらや、足裏のほくろは
特に変化しないか、チェックしてください。
なんらかの変化が生じたときに悪性黒色腫(メラノーマ)に変化する可能性が高いのです。
それと、ほくろは刺激によって、数が増えたり、メラノーマに変化したりもしますので、
むやみに引っかいたり、刺激を与えないようにすることが大切です。