皆さん、こんにちは!足立区北千住にある歯科医院、
荻原デンタルクリニックの歯科医師の鹿島です。
高齢化の進行に伴って、昨今、口腔の悪性腫瘍(口腔がん)によって亡くなる方が急増し、年間5000人にも上っています。近年話題になっている子宮頸がんによる年間死亡者数が3500人なので、その多さがお分かりいただけると思います。
口腔がんは生命の危機に関わるとともに、手術により顔貌の変化や咀嚼・嚥下・発音などの重要な機能に障害を及ぼすことが多いため、より早期に発見・治療されなければなりません。
口腔がんで最も多いものは「舌がん」で、次いで「歯肉がん」
口腔がんの治療法は、通常のがんと同じ
⑴手術療法⑵放射線療法⑶化学療法
があります。
多くの場合、外科的な手術が選択され、進行にたがんに対し手術療法や放射線療法と併用して化学療法が用いられることが多いようです。
また、最近では放射線療法の一種として陽子線(粒子線)療法といって、がん細胞をピンポイントで消滅させてしまう新たな治療法が注目を集めています。
現在の日本では2人に1人ががんを患い、3人に1人ががんで死亡しています。口腔がんを早期に発見するためには、信頼できるかかりつけ医を持つことが大切で、虫歯や歯周病だけでなくお口の病気全般について定期検診を受けることが重要です!