皆さん、こんにちは!足立区北千住にある歯科医院、荻原デンタルクリニックの歯科医師の鹿島です。
たばこが健康に悪影響を与えること、 特にがんをはじめ、 呼吸器系や心血管系、免疫系と関係しているのはご存じかと思いますが、たばこ煙が最初に接触する口腔領域においては歯周病、粘膜疾患、口腔がんの危険因子になることも広く知られつつあります。
歯肉を含めた歯周組織は、たばこ煙による直接的なダメージを受け、喫煙と歯周病との関連は多くの研究によって明らかにされており、喫煙は糖尿病と並んで歯周病の二大危険因子とされています。
たばこ煙には約400種類もの化学物質が含まれ、そのうちの約40種は発がん物質であり、前がん病変である白板症をはじめとする口腔粘膜疾患にも喫煙が絡んでいることが分かっています。喫煙者の23%に白板症があるといわれ、喫煙の量、継続年数とも関連してきます。たばこの本数が多く、喫煙期間が長ければ危険が高くなり、さらに口腔がんの発生率は、非喫煙者に比べ2 〜18倍にも増大します。
双子を調査した米国の最新のリサーチによると、喫煙によって目の下のたるみや口の周りのしわが増える等、明らかに顔の老化が早くなり、双方とも喫煙者の場合だと、長く吸っている方が年上に見えると報告されています。
喫煙されている方はキッパリやめることをお勧めします。