皆さん、こんにちは!足立区北千住にある歯科医院、
荻原デンタルクリニックの歯科医師の高橋です。
今回は味覚についてお話ししたいと思います。
皆さん、味覚は脳が感じるものだという事はご存知でしょうか?
味は味蕾で受容され、最終的に大脳の味覚野という部分で認知されます。
この過程で、味は口腔感覚、内臓感覚、気分、感情、記憶、さらに嗅覚や視覚によって影響を受けます。したがって、口の中や内臓の状態が悪いと味覚は変化しますし、気分や感情によっても左右されるのです。つまり、味覚はさまざまな感覚が統合された総合感覚と言えます。
この味覚に障害が生じると・・・
・味が薄く感じる
・全く味がわからない
・口の中に何もないのに常に味がする
・特定の味だけわからない
・本来の味を別の味として感じる などの症状が現れます。
しかし、本人が味覚の変化に気付くことは意外に少なく、「食べ物がおいしくない」「食欲がなくてやせた」という訴えが味覚障害と関係するケースもあります。
味覚障害は「おいしくない」という感覚障害にとどまらず、食欲低下、低栄養、体調不良にもつながりますので、不調を感じた時は、早めに検査を受けるようにしましょう。