皆さん、こんにちは!足立区北千住にある歯科医院、
荻原デンタルクリニック歯科医師の高橋です。
先日、歯科治療と全身疾患についての講演会に参加してきたので、今回はその中から、糖尿病のお話をしたいと思います。
糖尿病の患者さんが歯科にかかる際、最も心配なのは細菌感染しやすいということです。
血糖値が上がると免疫が低下するため炎症後に腫れたり、傷口がなかなか治りません。
そこで、歯科医院では糖尿病の患者さんに、血糖値の確認をさせていただいています。
また、食事療法、運動療法、飲み薬を飲んでいるか、インスリン治療を受けているかどうかもお聞きします。
血糖値がしっかりとコントロールされている患者さんであれば、通常の治療が可能です。
しかし、コントロールが出来ていない方の場合は治療中の低血糖発作の危険性もあり、歯科治療を延期せざるを得ないこともあります。
低血糖値の予防のためにも、普段通り食事をとってからおいで下さい。
糖尿病の患者さんが歯周病になると一気に進行しやすいので、丁寧な歯磨きはもちろん、定期的に歯科医院に通い、お口の健康チェックとクリーニングを受けて、トラブルを予防していきましょう。