皆さん、こんにちは!足立区北千住にある歯科医院、
荻原デンタルクリニック衛生士の高須です。
今日は、お天気が良く気温も暑いくらいですね。
シェーグレン症候群についてお話ししたいと思います。自己免疫疾患である膠原病のひとつです。自己免疫疾患とは、本来は体を守るための免疫機構が誤って自分の体に障害を与えてしまう病気です。シェーグレン症候群では唾液腺や涙腺などの外分泌腺が臓器特異的に障害を受けるため、それによってドライマウスとドライアイを引き起こすという特徴があります。また、シェーグレンは自己抗体産生や多彩な全身性病変を発症することがあるという特徴もあり、一部の患者さんでは、悪性リンパ腫などが発症するためにリンパ増殖性病変とも考えられています。男女比は約1:15と圧倒的に女性が多く、更年期前後の女性に多く発症します。日本には約50~100万人の患者さんがいると推定されていて、有病率が0.03%程度の決してまれではない疾患です。