皆さんこんにちは!
ルミネ千住歯科クリニック、歯科医師の荒です。
人間の体の60%は水分でできていると言われているくらい、水分補給は健康を維持するために大切と言えます!
お茶やコーヒー、ジュースなどで必要な水分を補おうとすると、歯と口の健康を損なう原因となってしまう可能性があります。特にお子さんの場合は、歯が弱いことも多いので飲み物に関してはかなり慎重になる必要があります。
職場や家庭で、コーヒーや紅茶を水分代わりにたくさん飲む方もいますが、これは口内環境にとって好ましいとはいえません。「お砂糖は入れてないから大丈夫」というのは実は間違いです。
お茶やコーヒーは、タンニンという色素沈着の原因になる成分が含まれています。着色は、歯の表面に凹凸を作るので、細菌が吸着しやすくなり注意が必要です。
水分代わりにこれらをガブガブと飲むと、知らず知らずのうちに歯周病や虫歯を呼び寄せることになりかねません。
また、口腔内の水分が少なくなると、雑菌が繁殖しやすい環境になります。なので、唾液の量が少ないとそれだけ口臭が発生するリスクも高くなってしまいます。
普段、口の中が乾きやすい人や、水分を取る量が少ないという人は注意が必要です。唾液があまり出ないと感じる人は、こまめに水分を補給して、外からの水分を補うようにすると良いと思います!
こまめにお水を飲んでいれば、知らず知らずのうちに口内環境を整えていることになります。色素沈着や虫歯のリスクを持たないお水は、まさに水分補給に最適です。ご自身のお口の健康、そして赤ちゃんのお口の健康を守るためにも、積極的に水を飲むようにしましょう。