皆さんこんにちは!ルミネ千住歯科クリニック歯科衛生士の高須です。
歯周病は全身の健康に大きな影響を与える原因となることがあるのをご存知ですか? 歯周病菌がお口から体内に入り込み、血液の循環に乗って全身に運ばれることで、器官の疾患やトラブルの原因になることがあることが近年の研究でわかってきています。
心臓病→歯周病菌が心内膜で炎症を起こすことがあります。すると血栓ができやすくなり、動脈硬化や心筋梗塞につながる可能性もあります。
糖尿病→糖尿病の方は歯周病を引き起こす可能性があり、またその反対に、歯周病が糖尿病を引き起こす可能性もあります。
肺炎→肺に歯周病菌が感染すると、肺炎を引き起こします。また、ご高齢者に多い誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)も歯周病と関係があります。早産→妊娠中に歯周病になると、早産や未熟児出産の確率が高くなるといわれています。
歯周病の予防には、日頃のお手入れがもっとも大切です。また、せっかく治療を終えても、その後の毎日のケアを怠ると再発してしまうことがあります。とはいえ、毎日のケアも適切な方法でなければその効果も半減してしまうだけでなく、歯や歯ぐきを傷める原因になることもあります。正しい方法を知って、毎日の歯みがきをもっと効果的なケアにしてください。また何かお困りなことがありましたら、何でもご相談くださいね。
歯周病と全身疾患
2017年10月28日