皆さん、こんにちは!足立区北千住にある歯科医院、
荻原デンタルクリニック歯科医師の髙橋です。
今回は赤ちゃんの虫歯菌についてのお話です。
元来、赤ちゃんのお口の中に存在しない虫歯菌(ミュータンス菌)ですが、奥歯が生える1歳6ヶ月頃に、周囲の大人の唾液を通して感染します。
世界的に見てミュータンス菌は、母親の唾液から感染する「母子伝播」がとても多いです。
ミュータンス菌は、砂糖を餌にしてグルカンというネバネバ物質をつくり歯の表面にくっついて感染します。複雑な形態の乳臼歯が生え、糖分を摂取する機会の増える1歳6ヵ月頃から乳歯列が完成する2歳7ヵ月頃までが一番感染しやすいので注意が必要です。
日本人の大人の約9割にミュータンス菌がいると言われていますので、まずは家族が自身のミュータンス菌を減らして、赤ちゃんに伝播させないようにすることが大切ですね。