皆さん、こんにちは!足立区北千住にある歯科医院、
荻原デンタルクリニック衛生士の岩渕です。
お口の中の状態と、認知症の発症が関係していることをご存知でしょうか。
最近の研究で、「歯がほとんどなく義歯を使用していない人」は
「歯が20本以上ある人」に比べて、認知症発症のリスクが1.85倍高くなることが分かりました。
ですが、歯がほとんどなくても、義歯を入れる事で
認知症の発症リスクを約4割抑制できる可能性があるそうです。
なぜ、口腔状態の悪化が認知症発症に繋がるのかと言いますと、
歯周病になると歯の喪失がおこり、咀嚼機能が低下します。
すると食べられる食品が限られるようになり、柔らかい菓子パンや麺類を
好んで食べるようになります。すると、生野菜などのビタミン類の摂取不足になり、
認知症の発症リスクが高くなるそうです。
また、柔らかいものばかり食べていると
咀嚼回数が減り、脳への刺激が少なくなり、認知機能が低下することに繋がりますし、
歯周病自体が認知症を引き起こすこともあります。
誰でも発症の可能性のある認知症、少しでもリスクを減らしていきたいですよね。
歯周病予防、また義歯の装着をお勧め致します。