皆さん、こんにちは!足立区北千住にある歯科医院、
荻原デンタルクリニック歯科医師の髙橋です。
今日は、七夕ですね☆皆さん、お願い事はしましたか?
私は、先週末に短冊に願い事を書いてきました!叶うと嬉しいです☆
さて、今回は現代の母乳育児についてのお話しです。
平成14年の母子保健法の改定で母子健康手帳から「断乳」という言葉が削除され、「卒乳」へ変更されました。このように、世の中の方向は、あえて卒乳を促進しない風潮となっています。
母乳育児が良いと言われる理由としては次のようなことが挙げられます。
例えば、母乳中に含まれる成分には、糖質・タンパク質・脂質・ビタミン・ミネラルがありますが、このうち最も多いのは糖質です。なぜなら、人間にとって能神経系の構築が最優先であるため、脳の栄養分としてのブドウ糖を生産する糖質がより多く含有されているのです。
また、タンパク質の1つであるラクトフェリンには、抗酸化作用・抗炎症作用・抗ウイルス作用・免疫調整作用・愛情ホルモン作用などの効果があります。
このように、母乳が与える影響には計り知れない効果があります。
しかし、その半面、長期にわたり母乳・人工乳を摂取している子供は、う蝕罹患率が高いことも事実です。また、う蝕だけでなく、咬合にも影響してくることを示唆している論文も出でいるようです。
現在、母親と子供をとりまく生活環境は多様化していますので、個人個人のライフスタイルにあった指導が必要になりそうです。
小さなうちから、口腔清掃の習慣を身につけられるように、ぜひお子さんと一緒に歯科医院に足を運んでみて下さい!