皆さんこんにちは。ルミネ千住歯科クリニック、歯科衛生士の高須です。
夏に多い熱中症は、体内の水分が失われる「脱水症」と大きく関係しています。脱水症は進行するまで症状が出にくいため、めまいや頭痛、吐き気などの症状が現れたときには、かなり進んでいることもあります。脱水が進めば、体の機能が低下して死に至ることもあります。
高齢者は体の感覚が鈍くなり、汗をかきにくくなったり、夜トイレに行くのが億劫で水分を控えたりして、脱水症状が起こりやくなります。室内にいても起こるので、特に注意が必要です。
●「かくれ脱水」の症状
気づかないうちに体の水分が減り、脱水症一歩手前になるのが「かくれ脱水」。この段階で気づいて適切に対処し、進行を食い止めることが重要です。
【こんな状態は要注意】
・指先が冷たい。
・食欲が低下した。
・爪を押した後、白からピンクに戻るまでに3秒以上かかる。
・口の中が渇く。
・舌の表面に光沢がなく、赤黒く乾いている。
など
●かくれ脱水を防ぐには
・室温28℃、湿度70%を超えないようにする。
・スポーツドリンクや経口補水液など、塩分を含む飲料を少しずつ飲む。
みなさんかくれ脱水に気をつけ暑い夏を乗り越えましょう。