みなさんこんにちは、ルミネ千住歯クリニック歯科衛生士の森です。
GERDとは胃食道逆流症のことです。
胃酸や胃内容物の食道への逆流により食道粘膜に障害をきたしている疾患を「逆流性食道炎」といいますが、食道にはっきりとした粘膜障害がないにもかかわらず胸焼けや障害がある場合は「胃食道逆流症」といいます。
そしてGERDにより酸蝕歯、ブラキシズム、味覚異常などの歯科疾患を合併させます。
内服薬が主な治療とされていますが、生活習慣の改善も大切なようです。
①まず食生活ですが、暴飲暴食、早食い、食後すぐに横にならないようにすること。
②次に睡眠ですが、就眠1〜2時間前の飲食には注意し、寝るときに頭部が10〜20cm程度高くなるように上半身の下にクッションやマットを折り曲げて敷くなどの工夫が必要です。
③お腹を締め付ける服装や姿勢は避けましょう。
口腔内からもGERDへの疑いの症状が現れることがあります。胸焼けやがないか、呑酸がないか、(ゲップの後などに口腔内が酸っぱく感じること)、歯ぎしりの指摘や自覚がないか、確認してみてください。
台風が接近していますが、皆様お気をつけてお過ごし下さい。