皆さん、こんにちは!足立区北千住にある歯科医院、
荻原デンタルクリニックの歯科医師の高山です。
最近では歯を白くしたいという方が増えてきました。
日本人もお口の中の美意識に関心をもち始めてきたようです。
ただステイン除去(クリーニング)とホワイト二ング(漂白)を同じものと考えている場合が多いようです。
ステインとは歯の表面につく着色汚れ、紅茶やコーヒー、タバコのヤニなどなどが歯に沈着したものです。ステインを除去すれば元の歯の色になります。
ではホワイト二ングは何かというと
「ステインを除去して元の色になったが、もっと白くしたい」
こうなるとホワイト二ングの出番になります。
歯を元の色に戻すのはステイン除去(クリーニング)
もとの歯より白くするがホワイト二ング(漂白)
とこうなります。
ちなみに日本で販売されている歯磨き剤には「ステイン除去効果」はあっても、「ホワイト二ング効果」はありません。
日本の薬事法では、歯磨き剤にホワイト二ング剤を配合することを禁止しているからです。
なので歯磨き剤に「歯を白くする」や「ホワイト効果」とうたっている場合はステイン除去効果、つまりクリーニング効果を意味しています。
実は日本の薬事法は歯の表面の着色を取ることもホワイト二ングと表現して良いと定めているので混同されてしまっているのです。