皆さん、こんにちは!ルミネ千住歯科クリニック
歯科衛生士の寺田です。
4月ももう中旬に入り、気温も暖かくなってきましたね。
これから冷たい飲み物や食べ物を摂ることも増えそうですね。
今日は知覚過敏についてお話していきます。
皆さん冷たい飲み物を飲んだ時や、ブラッシング時に歯がしみて痛い時はありませんか?
それはもしかしたら知覚過敏かもしれません。
虫歯かと思って来院される患者様も多いですが、
虫歯と知覚過敏の原因は全く異なります。
★知覚過敏の原因
知覚過敏は、歯周病や加齢、不適切なブラッシング、歯ぎしり・食いしばりなどが原因で歯茎が退縮してしまい、歯の根の部分である象牙質(ぞうげしつ)が露出することで起こります。
★知覚過敏のメカニズム
歯茎が退縮して歯の根が露出すると、象牙質が露わになります。
象牙質には「象牙細管(ぞうげさいかん)」と呼ばれる歯の神経につながる無数の穴があいているため、象牙細管を通して刺激が歯髄へと伝わり、痛みを感じてしまうのです。
では知覚過敏にはどのような処置をするのか?以下のような物があります。
・薬を塗布する
・知覚過敏専用の歯磨き粉を使う(ゆすぎ過ぎないのがポイント)
・フッ素塗布
・プラスティックの詰め物を詰める(歯が削れたり欠けてる場合)
・マウスピースを付ける(歯ぎしり食いしばりの症状がある場合)
・歯周病治療(歯周病が進んで歯茎が下がってる場合)
・神経を取る
などが挙げられます。
最後の「神経を取る」に関しては痛みが強く、我慢出来ない場合に提案する事がありますが、神経を取ると歯は脆くなり、寿命が短くなるのでオススメできません。
知覚過敏はそれ以上進まないように予防していく事が大事です。ブラッシング圧が強すぎると知覚過敏になりやすいのと、返って汚れも取りにくくなり逆効果です。優しく磨くのを心がけていきましょう。