皆さん、こんにちは!足立区北千住にある歯科医院、
荻原デンタルクリニックの歯科医師の高橋です。
今回は口腔機能についてお話します。
高齢になると口腔や顔の筋肉が衰えやすくなり、歯の喪失も加わって、咀嚼、嚥下、構音、味覚などの機能が衰退し、唾液分泌量も減少します。唾液分泌量や咀嚼機能の低下により口腔の自浄作用が下がり、手指の巧緻性の低下も加わって口腔清掃状態が悪化しがちです。
口腔の汚れは味覚の機能を低下させ、食べる楽しみが少なくなり、低栄養の一因となってしまいます。
そうならない為にも、日頃から口や顔の筋肉を鍛えておくと、脳の刺激にもなりますし、唾液も多く出て、食べ物の味が感じやすく、おいしくなります。また、お口の中も渇きにくくなり、滑らかで食べ物も飲み込みやすくなります。さらに、飲み込む力が鍛えられると、ムセにくくなり、安全にお食事を楽しむことが出来るようになります。
無理のない範囲で、噛む回数を増やしてみたり、少し歯ごたえのある物を食べてみたりして、お口の周りの筋肉を出来るだけ使うように意識してみましょう!