皆さん、こんにちは!足立区北千住にある歯科医院、
荻原デンタルクリニックの歯科医師の高山です。
胃の調子がわるいと胃酸のにおいが口まで上がってきて口臭になる思っている人は多いと思います。
しかし実際は胃の入口は通常閉じているので、臭いが直接上がってきて口臭になることは特別な胃の病気の時以外ほとんどありません。
今日は胃と口臭についてお話しします。
臭いの強い食べ物の際の口臭は胃からではない!
ニンニクやニラなどを食べた時は口臭がきつくなります。あの口臭は胃から出てくるものではないのです。ではあの臭いが胃からきていないとするといったいどのような仕組みで口臭として口から発せられるのでしょうか?
食べ物は口から食道を通り胃に運ばれます。そして胃で消化されるのですが、その時に口臭の原因となるニンニクの悪臭成分が血液に吸収されます。血液に吸収された悪臭成分は血液の流れにのり体全体をめぐります。肺まで到達した悪臭成分が口臭として体の外に発せられることになるのです。
ちなみにゲップは別です、胃の入り口が開きガスが食道を通って口から出てくるので、ゲップの臭いは胃の臭いになります。