さん、こんにちは!足立区北千住にある歯科医院、
荻原デンタルクリニック歯科医師の高山です。
前回は歯科治療はは高くないどころか安いという内容でした。
今回は「安価な保険治療には、様々な保険のルール・縛りがある」ということについてです。
日本の歯科治療は保険制度に守られているため、
非常に安くなっています。
しかし、裏を返せば保険には多くのルールがあるからこそ、
この安さが成立しているといえます。
みんな同じ治療を格安で受けさせるためには、
ルールをきっちりと決めなければなりません。
そのため、日本の保険の歯科治療には制約が多いのです。
皆さんが不満に思っている治療回数が複数回に及ぶのも、
実はそうした制約の1つなのです。
「日本の保険制度では、歯科医院は治療を複数回に分けなくてはならない」
なんと、こんなルールが現在の保険にあるのです!
歯科医院は保険で決められた回数、日数を守っているだけなのです。
歯石とりを複数回かけて行うのも正にこのルールの縛りのせいです。
基本的に1回で終えてはならないと決められているのです。
歯科医院としても1度で処置できればしてあげたいのですが、
保険のルールに加え、患者さんの歯の状態が悪いと、
出血で歯石がえなくなることもあります。
そうなると歯石を取り逃がすこともあるので、泣く泣く状態をみながら
複数回に分けているというのが現状です。
定期的に通って歯石の量、歯肉の状態が良ければ1回で終わることも出来るので
定期検診が重要になってくるのです。