皆さん、こんにちは!ルミネ千住歯科クリニック歯科医師の荒です。
小児のフッ素塗布の時期についてお話したいと思います!小児のフッ素塗布の時期は、歯が生えた後、唾液中に含まれるカルシウムが歯に付きさらに硬くなります。だから生えて間もない時期の歯は、まだ十分に硬くなっていないためむし歯になりやすいです。フッ化物は、歯を硬くする作用があり、乳歯・永久歯に関わらず生えた直後に塗るのが最も効果的と言われています。
まずは下の前歯が生えてきたころから定期的に歯科へ通って、上下の前歯が生えてきたらフッ化物の塗布を行ってみてください。また、うがいができない年齢でもフッ化物を塗布することは可能です。ただし、フッ化物はむし歯予防の万能薬ではありませんので、塗ったからといって安心せず、歯みがきの習慣やバランスの良い食生活をすることが大切です!
歯ブラシに慣れることが目的の時期は、お子さんの機嫌のよい時間帯や保護者の余裕のあるときに行い、慣れてきたら毎食後習慣となるように徐々に増やしていきましょう。
寝ているときは唾液の分泌量が減少するため、むし歯菌が繁殖しやすくなります。少なくとも寝る前は必ず仕上げみがきは行うことをお勧めします!