皆さんこんにちは!
ルミネ千住歯科クリニック、歯科医師の荒です。今回は、歯の着色についてお話したいと思います。着色といえば毎日使っているカップや湯呑の底にいつのまにか頑固な汚れがついてしまっていることはないですか?コーヒーやお茶など、飲み物の成分によって起こります。同じことが歯の表面にも起ります。
タンニンという成分は、カルシウムや鉄のような金属イオンやタンパク質などと結びつきやすい性質なので、食べ物の中に含まれるさまざまな色素や有機物を歯の表面に沈着させ、歯の着色汚れの原因の一つとなります。
また、赤ワインなどに含まれるポリフェノールや、カレーの色素、タバコのヤニなど、様々な物質によっても、歯の表面に着色汚れが生じてしまいます。
特に歯みがきのしづらい部分だけでなく、歯の表面でも目に見えないざらざらとしたミクロの傷のところに着色汚れはつきやすいです。
そのため、着色汚れが取れなくなる前に、毎食後に歯をていねいにみがいていつもきれいにしておくことが重要になります。
すでに着色しやすい方は、着色除去効果の高い歯磨き粉を使ったり、ステイン除去を目的とした保険外のメニューもありますので、当院に来院された際にぜひお声がけしてください!
ただ、歯の着色には、歯の外の汚れと歯の内側からの色の2種類がありますので、歯の内側の場合は歯ブラシやクリーニング、ホワイトニングでは落とせません。どちらからの色なのかは、見せていただければわかりますので、ご相談ください!