こんにちは。ルミネ千住歯科クリニックの受付助手の松村です。
だんだんと気温も下がり、冬が近づいてきているのを実感しますね。
さて、食いしばりとは、文字どおり歯を食いしばる癖のことです。
似たような言葉に歯ぎしりというものがありますが、歯ぎしりの場合は、歯をずらして摩擦音を鳴らす行為なので、食いしばりとは少し異なります。
ただ単に歯を食いしばるだけでは、体に悪影響が出ることはないと思うかもしれませんが、食いしばりによる体への負荷は非常に大きく、体に悪影響を与えます。
食事中に歯を食いしばるときにかかる負荷は60㎏程度です。 さらに、睡眠中に行う無意識の食いしばりでは、体重の2倍程度の大きな負荷がかかります。
対策として、日頃から上下の歯を接触させないようにすることです。
一般に、1日のうちで上下の歯が接触している時間は15~20分であるとされています。 しかし、食いしばるのが癖になっている人の場合、長時間上下の歯が接触した状態となっており、これが歯や全身にダメージを与えます。 そこで、唇を閉じたときに上下の歯が接触しないように意識的に離すようにすると、食いしばりによる体への負担を減らせます。
そして、マウスピースを着用して就寝中の食いしばりを抑えるのも効果的です。
自分の歯型に合わせて作られたマウスピースを着用して、食いしばりを抑える治療法です。 マウスピースは基本的に就寝中に着用するものです。意識することで歯を守ることができますし、当院でもマウスピースを作製することが可能です。お困りの事がありましたら、いつでもご相談下さい。