皆様こんにちは、ルミネ千住歯科クリニック、歯科医師の掛川です。
日本は噴火や地震、豪雨など自然災害が多く、近いうちに起こると言われていますよね。
皆様は防災グッズを備えていますか?
災害時はお口の衛生状態の悪化や栄養不足、ストレスなどによる免疫力低下から肺炎・風邪・インフルエンザ・新型コロナなどにかかりやすくなります。
災害時の口腔ケアの重要性が言われるきっかけとなったのは、1995年の阪神淡路大震災。災害関連死922名のうち200名以上が肺炎で亡くなり、その多くはお口の中の菌が気道に入ってしまう誤嚥性(ごえんせい)肺炎と考えられています。
ぜひ防災グッズの中に家族分の歯ブラシを準備しましょう!
また、お水が不足している場合に歯磨き後にお口をすすぐ必要のないデンタルリンスなどの液体ハミガキがおすすめです。
入れ歯をきれいに保つことも大切です。食後は外して汚れを取り、就寝時など歯茎を休ませられるように入れ歯ケースもあると便利です。
唾液(だえき)には細菌を洗い流す作用などがあります。ガムを噛む事も唾液を出す良い方法です。気分転換にもなりますので、おすすめです。
お口のトラブルで困らないために、日頃から歯科医院での定期検診でお口の環境を整えておく事が大切です。
ぜひ防災グッズを見直してみてください。