皆さん、こんにちは¦足立区北千住にある歯科医院、荻原デンタルクリニック院長の荻原です。今月より、オギデン日記の仲間に入らせて頂く事になりましたので、よろしくお願いします¦
本日はお口の老化についてお話ししたいと思います。
口の老化とは、ただ単に歯を喪失する事だけでなく、唾液の分泌量の減少や、嚥下力、粘膜が薄くなったり、目には見えない様々な変化の事を指します。これらの変化の程度は個人により異なり、また食物の摂取や会話などの日常生活に支障をきたすようになると、全身の老化も促進される事になります。従ってお口の老化度を検査して把握する事は大変重要です。また、お口の老化は全身の老化にとても深く関与しています。例えば、唾液の中には生命の恒常性を維持する為のたくさんのホルモン様物質が含まれています。従って、唾液に分泌量を増やす事は、老化を予防する方法の一つと考えられます。さらに、よく噛める人は、認知症にかかりにくいという報告もあります。ご自分のお口の老化度を調べたい方は、是非、検査を受けてみてくださいね。