皆さんこんにちは、ルミネ千住歯科クリニック歯科医師の窪田です。
本日は、初期のむし歯についてお話しさせていただきます。歯科健診などではCO(シーオー)といわれます。
どういった歯の状態を表すかというと…
・表面が白濁している
・歯の溝が茶色くなっている
痛み等の自覚症状がなく、見た目も健康な歯とほとんど変わらないため、見逃しやすいのが特徴です。
そのため学校健診や歯科医院で指摘されて初めて気がつく方が多いです。
この初期のむし歯は、正しい処置や毎日のケア次第で治すことが出来ます!
①正しいブラッシングの指導を受ける
歯の表面に残った汚れ(プラーク)がエナメル質を脱灰させた状態がCOです。自分の歯磨きの癖などを直し、適切なブラッシングを行うことで歯の表面が再石灰化していきます。
②フッ素塗布
フッ素にはエナメル質を強化して、溶けにくくする作用があります。つまり、「脱灰しにくくする」ということです。また同時に、フッ素には「再石灰化を促進する作用」もあります。初期むし歯が自然治癒・進行停止する確率が上がります。
③定期健診
どんなに丁寧に磨いても必ず磨き残しはでてしまいます。定期健診では、ご自分では取りきれない歯茎の中の汚れなどを取っていきます。当院では、最後にフッ素も塗っていきます。
ぜひ定期健診でむし歯の無いお口の中を一緒に目指していきましょう。