皆さんこんにちは！ルミネ千住歯科クリニック　歯科衛生士鈴木です！

今回はフッ素についてご説明いたします！

フッ素の効果としましては、
ムシ歯菌のはたらきを抑え、歯を溶かす酸を作らないようにしてくれます。
また、ムシ歯菌の栄養となる糖の取り込みをじゃまして、菌が歯にくっつき易くするための”ネバネバ”(バイオフィルム)な物質を作るのを抑えます。

そして、酸に負けないための歯質強化です。
歯の表面を構成するハイドロキシアパタイトから歯を溶かす酸に強いフルオロアパタイトを作りエナメル質をかたく丈夫にします。
また、歯のエナメル質結晶の弱い箇所を修復し、より強固な結晶を作ります。
フッ素は唾液中のカルシウムイオンやリン酸イオンと共にムシ歯菌の出す酸で溶けかかった歯（脱灰）の表面に沈着します。
それによって歯の表面を修復してくれます。

フッ素を塗ることでムシ歯予防にはなりますが、
必ずしもならないとは限りません。
毎日の細かな歯ブラシでのケアと、定期的な歯科医院でのケアが大切です。