皆さんこんにちは!ルミネ千住歯科クリニック歯科医師の掛川です。
もうすぐ年末年始ですね。帰省や旅行で飛行機に乗られる方も多いかと思います。
そこで今回は「気圧性歯痛」や「航空性歯痛」についてお話します。
飛行機内の気圧は0.8気圧で地上より20%ほど減圧されています。空気が外側から押す力が弱くなるので、ポテトチップスの袋が上空に上がるにつれてパンパンになりますね。
これと同じ現象が歯にも起きるのです。
歯の中には神経が入っている空洞(歯髄腔)があります。これが膨張することで神経を圧迫し、むし歯や神経の治療中の歯などが強く痛みます。
その他、気圧の変化を体験するのはスカイダイビング、スキューバダイビングや登山などですが、お天気の変化でも痛みが出る場合もあります。
これらを体験される前には早めに受診される事をおすすめしますが、普段から定期的な検診で
・ 治療していないむし歯はないか
・ 詰め物が外れそうになっていないか
・ 腫れそうな親知らずはないか
などチェックをすること。
なにより、歯科医院での定期的な口腔清掃で予防をする事が大切です!
また、診療時には「○月頃、飛行機に乗る予定がある」など伝えて頂けると助かります。
良いお年をお迎えください。