歯石は取らなきゃいけない?

 皆さんこんにちは。ルミネ千住歯科クリニック、歯科医師の掛川です。

 皆さんは虫歯の治療の為に歯科医院へ行き、「まずは歯石をとりましょう!」と言われて疑問に思った事はないでしょうか?

 今回は「歯石(しせき)」について、疑問にお答えしたいと思います。

《歯石とは?》

磨き残しにより歯に付着したままの歯垢(細菌の塊)が唾液に含まれているリン酸やカルシウムと共に沈着したものです。

特に下の前歯の内側、歯と歯の間を埋めるように付きやすいので、鏡で見てみましょう。

歯茎の上に付く歯石は黄色っぽく、歯茎の下に付く歯石は黒い色をしています。

石のように固いため、歯ブラシでは取れません。

《歯石が付いたままだと、どうなるの?》

歯石の表面はザラザラしているので、その上にさらに歯垢がつきやすくなります。歯肉が腫れ、出血しやすい「歯肉炎」の状態になります。さらに、痛みを感じないまま、徐々に歯を支えている顎の骨が溶けていく「歯周病」へと進行すると、全身の様々な病気を引き起こします。

詰め物や被せ物など、虫歯の治療の前に歯石を取る事で、細菌や歯茎からの出血を減らし、再感染や型取りの精度を上げているのです。

《歯石はどうやってとるの?》

歯科医院では主に超音波の振動で歯石を砕いて除去しています。その時、熱が生じる為、器具の先から水が一緒に出る仕組みになっています。

《歯石取りは一回で終わらないの?》

歯石が多く、歯茎の下にも付いている場合は部位ごとに2回に分けて歯石をとります。まずは歯茎から上の部分の歯石を取ります。歯ブラシの毛先が効果的に当たるようになると、歯茎が引き締まり、隠れていた歯石が見えてきます。そこを再び除去する事で、痛みや出血、取り残しを減らすことが出来ます。

《歯石を取った後、歯茎が下がった?しみるようになった?》

歯石を除去すると、歯茎が引き締まり、根の表面が露出して、冷水などが歯の神経を刺激し、痛みを感じることがあります。知覚過敏の状態であり、虫歯とは違いますので、しみるのを防ぐ薬液を塗り、優しく歯ブラシを当てるなどで経過をみます。ほとんどの場合はしみなくなります。

 最後に、

歯石の付きやすさには個人差があります。

溜まってしまった固い歯石を取るのは大変です。

知覚過敏の方、超音波が苦手な方は麻酔をする事も出来ます。

虫歯・歯周病の予防、全身の健康の為に!定期的な歯科医院での歯石取りを習慣にしましょう。


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