皆さんこんにちは、ルミネ千住歯科クリニック、歯科医師の掛川です。
11月8日は「いい歯の日」でしたが、実は「レントゲンの日」でもあるのをご存知でしょうか?
1895年(明治28年)の11月8日、ドイツの物理学者ヴィルヘルム・レントゲン博士がX線を発見し、後にこの日を「International Day of Radiology : 国際放射線医学の日」としています。
X線写真から得られる情報は、歯科治療においても不可欠ですが、医療放射線被ばくが心配な方もいらっしゃるかと思います。
人は、わずかですが毎日必ず被ばくしています。大気や大地、食べ物から自然放射線を受け続けており、その量は世界平均で年間2․4ミリシーベルト(Sv)と言われています。
人体に影響が出始めるのは年間に200ミリSvの被ばくを超えた時だとされています。
飛行機に乗る際も、放射線の影響は受けます。例えば東京⇄ニューヨークの往復で0.2ミリSvの被ばく量です。
健康診断で行なわれているレントゲン検査での被ばく量は0.3ミリSvであり、強いものでも4.0ミリSv程度です。
それでは、歯科の検査における被ばく量はどの程度かと言いますと、歯科用CTでは0.1ミリSv、パノラマ(初診時などに撮る、顔の半分が写るもの)では1回の撮影で0.03ミリSv、デンタル(歯が3〜4本写るもの)では0.01ミリSvといずれも微量です。
それでも、もちろん必要な場合に限り撮影させて頂いております。
医療放射線の正しい知識を身につけ、安心して検査をお受けいただきたいと思います。