皆さんこんにちは!ルミネ千住歯科クリニック、歯科医師の荒です。今回は、乳歯の生え変わりについてお話ししたいと思います!子どもの歯の生え変わりは、6歳頃から最初の乳歯がぐらつき始めるのが平均的なタイミングになります。生後6~9か月で生え始めた乳歯は、約2歳半~3歳半前後には20本生え揃います。また、子どもの顎は成長とともにどんどん大きくなります。その後6~7年をかけて20本の乳歯から、28本の永久歯へと徐々に生え変わっていきます。背の伸び方や、体重、運動能力や言葉の発達などに個人差があるように、歯の生え変わりにもお子さんによって差が見られます。実際、平均である6歳の前後2年くらいで最初の歯が生え変わるというお子さんは多く、4~8歳あたりの生え変わりであれば、特別「早すぎる!」「遅すぎる!」と心配することはないと思います。
乳歯が永久歯に生え変わる際には、まず乳歯がぐらぐらと揺れ始めて抜け、そのあとに永久歯が生えてくるのが一般的です。なので、生え変わりのタイミングは、永久歯の準備が整い次第ということになります。それぞれのお子さんで決まったタイミングとならないのはそのためです。もし、歯の生え変わりが早く、永久歯の歯並びに問題がありそうで、しばらく様子を見ても状態の改善が見られないようなら、ぜひ当院に相談してください。永久歯の位置と生え方を整えるために顎の拡大や、歯列矯正が必要な場合があります。