口腔機能低下症について
お口の老化?
「噛む」「のみ込む」が
うまくできない状態とは
加齢や病気などによって「噛む」「のみ込む」「話す」といった、お口の機能が複合的に衰えてしまう状態です。 初期の段階では「歳をとったせい」と見過ごされがちですが、放置すると少しずつお口の機能が落ち、固いものが噛めなくなったり、食事中にむせやすくなったりします。さらに進行すると、十分な栄養が摂れなくなって全身の筋力が低下したり、誤嚥性肺炎を引き起こしたりと、お口だけでなく全身の健康にまで影響が及ぶ怖い状態です。 普段から変化に気を配るとともに、気になる症状がある場合は早めにご相談いただき、いつまでも美味しく食べて話せるお口の健康を守りましょう。
TROUBLE
このような場合はご相談ください
- 固いものが噛みにくくなった
- お茶や薬を飲むときにむせることが増えた
- 食べこぼすことが多くなった
- 口の中が乾いてパサパサする
- 入れ歯が外れやすくなったり痛んだりする
- 口の中の汚れが落ちにくい
- 口の筋力が弱ってきていると感じる など
当院の口腔機能低下症治療
検査と指導を通じて、
お口の機能を長く保つ
お手伝いをします
当院では、検査によって状態を把握し、その結果に応じた適切なトレーニングをご案内することを大切にしています。検査は一度きりではなく、その後の管理までを一連のプロセスと考え、患者様お一人おひとりの生活やお口の状態に合わせた継続的なサポートを心がけています。少しでも変化を感じていらっしゃるかたは、どうぞお気軽にご相談ください。長くご自身の歯で食べ、話し、笑うためのお手伝いをいたします。
口腔機能低下症の検査項目
- 口腔衛生状態不良
- 舌の視診
- 咬合力低下
- 残存歯数
- 嚥下機能低下
- 問診表
- 低舌圧
- 咀嚼機能低下
- 口腔乾燥
- 舌口唇運動機能
低下
検査に使用されている機器
JMS舌圧測定器
TPM-02
舌圧測定器
グルコセンサーGS-IIN
グルコース分析装置
Oramo2
口腔機能モニター
ムーカス®
口腔水分計
検査後に行っている指導や
トレーニング
検査結果に応じて該当するトレーニングを案内し、チェックのついた訓練を継続的に実施することで基準値の達成を目指します。管理方針・目標として各訓練の基準値を設定しており、患者様の状態に合わせて取り組んでいただきます。再評価は約3〜6か月後に行い、それまでの改善点等を記載する欄を設けて、状態の変化を確認しながら継続的な口腔機能管理を進めます。
トレーニング内容
ガラガラうがい
上を向いたうがいと鼻呼吸を組み合わせ、のどの筋肉を使うトレーニングです。嚥下機能の維持・向上を目指します。
ペットボトルを使用したトレーニング
吸う・吐く動作で、お口周りの筋力と肺活量の向上を目指すトレーニングです。呼吸筋と口輪筋の連動を高めます。
舌回し
口を閉じたまま舌を歯に沿わせて回し、だ液分泌や舌の動きの改善につなげるトレーニングです。舌の可動域を広げます。
お口と舌の強化 〜あいうべ体操〜
「あ・い・う・べ」の口と舌の動きで、お口周りと舌の筋肉を使う体操です。口の周囲の筋力と舌の動きを鍛えます。
舌ブラシ清掃 & トレーニング
舌の清掃とあわせて舌圧を意識し、飲み込みの動作も支えます。舌の衛生と機能の両面をケアします。
パタカラ体操
「パ・タ・カ・ラ」を繰り返し、お口や舌の動き、滑舌に関わるトレーニング。口腔の細かな運動機能を維持します。
ガムトレーニング
ガムを使って、左右で噛む、舌で押し広げる、また、だ液を飲み込む流れを通じて咀嚼機能を確認します。
だ液腺マッサージ
耳下腺・顎下腺・舌下腺をやさしく刺激し、口腔乾燥へのサポートをします。だ液分泌を促し口腔環境を整えます。